2013年4月13日土曜日

関野吉晴『舟をつくる』

アフリカのガーナの海辺の町で、一本の木からそのままくりぬいて造られた舟たちがごろんと浜辺に転がっていたのをおぼえています。
山と、海と、その間にある暮らしがわかりやすくつながっている風景にどうしようもなく惹かれてしまうのは、もうこれはそのために旅をしているようなものです。

人類誕生を南米からたどった冒険家・関野吉晴氏と仲間たち(関野氏の教え子、学生のプロジェクトですが、何か仲間といったほうがふさわしいような気がします。)が東南アジアの海上航海ルートを、自分たちで造った舟で旅した話が写真絵本になっています。
舟をつくるのは、ではどこからはじめるのか?それは日本の九十九里浜からはじまっています。

「グレートジャーニー 人類の旅」も6月9日まで上野の国立科学博物館で開催中!
http://gj2013.jp/

この航海にも興味があるけれど、舟に変身した木・ビヌアンの森に行ってみたいと思いました。 

月山スノーシュー2013

3月の最終土日に月山山麓でスノーシューハイクをしてきました。
まだまだ、5メートル近い雪があります。
天気は上々、風が強いかと心配されたのも問題なく、尾根歩きもとても快適でした。
白い雪上に静かにやさしく広がる木々の影にほうっとしたり。
がっしがっしと尾根に向けてスノーシューを打ち付けて歩きこんだり。
やっぱりスノーシュー歩きはとてもたのしい。

あこがれの看板タッチ・・には遅かった2013


















今年はブナの木の熊棚を見ないなあと思いながら下山しました。でも、マタギをしている宿のご主人から長年の熊猟の話を聞くことができました。
熊とその環境の話。里まで”追い出される”熊の話。熊と土地の異変。

もう若い人は熊猟をしないんですね。
場違いな爆音を立て、同じところを繰り返し行ったりきたりしているだけのスノーモービル族よりよほど健全ではないかと思いました。